【超オススメ本】ベストセラー「天才を殺す凡人」を読んでみて。

先日、「天才を殺す凡人」という本を読み終えました。

 

上記ツイートにもありますが、めちゃくちゃ面白かった・・・!!!

個人的には2018年、2019年で読んだ本の中でもベスト3には食い込むなーと思います。

(一位は竜馬が行くなんですが、そもそもとしてのジャンルと文量が違う)

 

というわけで、今回はこの「天才を殺す凡人」のレビューをしていきます。

「まだ読んでいなくて、組織に関わっている人間ならば、ひとまず手にとって読んでもらいたい。」

心からそう思えた本ですね。

 

「天才を殺す凡人」を勝手に全力で考察してみた。

簡単な内容とざっくりとしたあらすじ。

内容をざっくりと、かつ詳細がわからないようにお伝えすると

「一つの会社の古株社員を主人公にしたストーリー形式で語られる組織論がまとまった本」です。

 

主人公・青野は10年前に会社を創業したメンバーの古株社員。

社長・上納アンナとともに会社を立ち上げたが、外資系出身のエリート・神咲秀一が最高財務責任者に就任してから、青野の仕事は「定量化出来ない仕事」とされ、社内の評価は「社長のイソギンチャク」と言われるまでになってしまう。

「上納アンナは終わった」「神埼秀一が社長になるべきだ」

そんな言葉や意見が飛び交う中、天才・上納アンナの才能に惚れ込む「凡人」青野が、上納アンナを支えるために奔走する。

その中で、天才・秀才・凡人の枠組みと、人間関係を理解していく。

 

といったような話ですね。もう最初の入りから完全に心を鷲掴みにされましたね。はい。

秀才が少し不憫な役割で描かれている理由。

本書を読んだ時に思ったことが、「なんか秀才が不憫な役割で描かれているのかな?」ということでした。

 

本書に出てくる秀才は2名

最高財務責任者として会社の改革をしていく神咲秀一と

上納アンナが失脚するようにルールを作成した、サイレントキラーとして描かれる上山。

 

もちろん文章では秀才がいることで世の中が発達していく、秀才が天才をどう扱うか?でその会社の命運が決まる。といったような、「秀才を重要視する話」自体は書かれていましたが、秀才が活躍するようなストーリーはなかったんです。

これがなんでかな~?と。

文章物語の構成上、入れる空きがなかった?

秀才の話を入れたら、さらに文字数がとんでもないことになってしまっていた?

 

上記の考えが浮かんでいたんですが、ちょっと深ぼってみて考えに浮かんだことが多分「秀才には自分の活かし方など伝える必要ないことだった」というのがあるのかなーと思いました。

創造性・再現性・共感性という3つの割合で、自分がどの場所かが決まる。と本にも書いてありましたが、

この「共感性」という部分がどれくらい割り振られているのか??で秀才は自分の立ち位置や活躍の場が決まってくるんじゃないかなと。

 

共感性が高いならば、最強の実行者として。

共感性が低いならば、スーパーエリートマンとして。

再現性が特化ならば、サイレントキラーとしてではなくて、仕組みを作りまくる立ち位置になるとか。

 

自身の立ち位置に寄って活躍の場をどこにするのか?を定めればいいっていう、非常にわかりやすいまとめ方をしてくださっているんですが、多分秀才って頭いいからそれがある程度理解できている。のかなと。

だからそもそも0から10まで伝える必要はないし、ちょっとした描写で秀才はエッセンスを受け取れるから。だから秀才の描写を入れていなかった。

そういう意味合いが含まれているのかなーと勝手に思いました。

どっかで回答してて外れてたらメッチャ恥ずかしいですね。これ笑

 

天才を救えるのは、凡人だけなのかもしれない。

本書では「天才を殺す凡人」というタイトル通り。

「天才は凡人によって2度殺される」という話が書いてありました。

 

以下本書より抜粋

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「ええか、時代は変わる。時代が変わるとは、ルールが変わるということや。そして、天才も、ゲームのルールが変われば、失敗をする。間違える。すると、とたんに凡人は意見を変える。あいつは終わった。とな。さっきまで手放しで褒めていた凡人が、急に態度を変える様子を見て、天才は更に孤独を深める」

「孤独を深める・・・?」

「天才は思う。あぁ、やっぱり自分は世界に理解されないんだな、と。このとき天才の頭によぎるのは『自殺』や。文学の天才、芸能の天才、ビジネスの天才でも、成功した後に死を選ぶ天才がいるやろ」

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これを見た時に、あぁ、本当にそのとおりだなって思いました。

僕は前職で天才と感じる人と関わる機会が多かったけども

確かに「天才には誰にも理解されない孤独がつきまとっていた」

 

そして今思うことは、そういった天才に「可哀想」という感情で寄り添うことだけは絶対にしてはならない。と考えるんです。

なぜなら、「可哀想」っていう同情心で優しくすることで「可哀想であれば、人が寄ってきてくれる」と天才は勘違いしてしまうから。

 

天才って感受性は豊かであるし、頭がいい人が多い。というのが個人的な印象です。

なおかつ孤独であり、人のぬくもりに飢えているのであれば、一度同情心で人を引きつけることで優しくされるならば、つねに同情心を出せば良いんだ。って勘違いしてもおかしいことではありません。

 

実際には、これって言うのは大きな勘違いです。

「同情心で人をひきつけたところで、それは本人も、惹きつけた人も幸せには絶対にならない」

 

だって同情を誘うってことは、常に孤独であり続けようとするってことです。

人に理解されない方向へひた走り、そして「やっぱ一人なんだ」って思い、同情してくれる人がいたら、また理解されない方向でひた走ることを繰り返す。

「可哀想」ではありますが、それは幸福度が高い方向へ進むことにはなりえないだろうと思う。

 

だからこそ、「共感の神」といえる凡人が必要ってことなんだと思いますけどね。

「天才は凡人によって殺される。」かもしれないけども、「天才を救えるのは凡人だけなのかもしれない。」

 

個人的にはそういうメッセージとして受け取ると「凡人枠」の人はいいんじゃないかな。と感じました。

 

才能がないと思うことは、共感の神になれる可能性がある。

最終的にこの本をおすすめしたいと決定づけた要因ですが、

「どんな人にとっても、才能があり、可能性がある」ということを伝えられると考えたからです。

 

才能がない。実績がない。明るく振る舞うこともできなければ、突拍子のない行動もできない。圧倒的に人を黙らせられるような知識やスキルもない。さらにいえば、なにかを突き詰められるような気がしない。軸がない。

こういう人がいたとしてもそれは「共感性が高いということ」というパラダイムシフトを起こせるし、その可能性を見ることができるというのは一つ「明るいニュース」だと思う。

 

才能がもともと何かしらある場合は言わずもがな。その活かし方を学べますしね。

 

なんにしても、この本は本当に読んで良かったなーと心から思える本になりました。

冒頭でも言いましたが、組織に関わる人にはぜひ一度は読んでもらいたい。

 

こういう本を書ける人って本当の意味で天才だなーと思いましたね。

 


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人生で「読んで良かった」と純粋に思えるおすすめ本5選

(天才を殺す凡人 は追加予定です)

 

 

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